一度はやってみたい「お米の食べ比べ」米屋や道の駅で見つけるベスト米

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突然ですが、みなさんは「お米の食べ比べ」をしたことはありますか?日本における米の種類は何と300種類以上もあります。そのほとんどを食べたことがあるという人は少ないでしょう。

パン屋さんでは、パンの試食があります。沢山の種類のパンが食べ放題できるレストランもあります。同じように「お米」の試食や食べ比べができるところがあったら素敵でしょう。今日は知らずにただ毎日食べているだけではもったいない、お米の食べ比べについて紹介します。

1.お米の食べ比べはなかなかできない?

野菜や果物、パンなどと違って「お米の食べ比べ」を行っている場所は限られています。スーパーでたまにお米の試食を行っていることもありますが、あくまでそれは試食であり、数種類ものお米を食べるということは、なかなかできないでしょう。それにより、結局お米はいつも同じ種類を買ってしまう人が多いようです。

1-1.スーパーで「特売」されている米ばかり買ってしまう

国産米は全部でおよそ300種類もあるのに、スーパーでよく見かける品種は次のようなものが多いです。

  1. ひとめぼれ
  2. あきたこまち
  3. ななつぼし
  4. はえぬき
  5. ひのひかり

これらのお米は、米農家が多い岩手や秋田、福島や北海道によって作られていることが多いです。ひのひかりに関しては、熊本や大分で生産されているでしょう。これらの品種は生産している農家が多いため、必然的に都市部のスーパーで陳列されることが増えます。

また、これらの品種は時期によって安くスーパーで売られることも多いです。「今週の大特価ひとめぼれ5キロ1600円」とか「あきたこまち10キロ3500円」など、特売品として米が並ぶこともあります。多くの人は値段を重視してお米を購入するため、味や品質などはこだわらずにお米を買うことが多いのです。

1-2.米屋に入る敷居が高い

お米を食べ比べできる場所として「お米屋さん」があります。すべての店で食べ比べができるわけではないのですが、米屋の中には積極的に食べ比べができる場所もあるでしょう。しかし、お米屋さんに行く人の割合は少ないのが現状です。その理由としては

  • そもそもお米屋さんが近所にない
  • 高そうなイメージで入りずらい
  • 何をどう選んで良いのか分からない

こうした要因があって、米屋に足を運びずらくなってしまうのです。しかし、お米屋さんは入ってみると、イメージとは違ってとても利用しやすいです。あまりお米のことが分からなくても、プロならではの知識でいろいろと教えてくれるでしょう。おにぎりに合うのはどの品種、和食に合うのはこの品種など、予算に合わせてお米を紹介してくれることもあります。近くにお米屋さんがあるのなら、ぜひ一度利用してみるのがおススメです。

1-3.お米は品質によって味や食感が違う

ついスーパーで同じような品種の米ばかり食べてしまう、そういう人も多いでしょう。しかし、お米は品種によって味や食感が違います。例えば、米の食べ比べでよく使われている品種を比べてみると、次のような特徴があります。

  • コシヒカリ 粘りが高く甘みも強い
  • ササニシキ 独特のさっぱりした触感、粘り気が少ない
  • 夢心地  アミロースの含有量が高くタンパク質も豊富
  • ゆめひたち コシヒカリの粘りと、ササニシキの柔らかさを融した米、冷めても美味しい

普段何気なく口にしているお米も、食べ比べることによりその違いが分かるでしょう。甘みが強いお米が好きなのか、芯があってさっぱりしている米が好きなのか、何種類かの米を食べることにより自分の好みも知ることができます。食べ比べをしないで、ただ特売品の米を毎日何気なく食べてしまうのはもったいないのです。

2.お米の食べ比べをしてみよう

お米を食べ比べてみると、これまでは気づかなかったお米の味や、舌触りなどを感じることができます。しかも、お米の面白いところは、高いお米だけが美味しいということではないのです。さっそく食べ比べをして、自分好みのお米を探してみましょう。

2-1.食べ比べができる場所とは

お米の食べ比べができる場所とは、一体どこでしょう。まずは身近に食べ比べができる場所をチェックしてみましょう。

2-1-1.道の駅

米農家が多い地方の道の駅では、そこでしか栽培されていないお米がたくさん売られています。とくにJAが野菜などを出店している道の駅なら、何種類かのお米が少量単位で売られていることも多く、それぞれ違う種類のお米を少量ずつ購入することが可能です。直売所なので値段も安く、家でじっくりとお米を食べ比べることができるでしょう。2号ずつ小分けにされた品種の違うお米が、食べ比べセットとして売られていることも多いです。

2-2-2.お米屋さん

お米屋さんによっては、数種類のお米が炊いてあり、それをその場で食べ比べすることも可能です。ただ、炊きあがったお米は早く食べないと風味が損なわれてしまうため、毎日食べ比べができる店というのは少ないでしょう。そのため、多くの場合は「食べ比べイベント」といったようにあらかじめ日時が決められていることが多いです。また、都市部にあるお米屋さんほど、数種類のお米が詰め合わせセットとして売られています。それを購入して家でゆっくりと食べ比べしてみるのも良いでしょう。

2-2-3.米の食べ比べができるギフト通販も人気

お米の食べ比べを簡単にするには、ネット通販などで売られている「食べ比べセット」を購入しても良いでしょう。例えば、いつも東北のお米を中心に食べているのなら、たまには関西地区で生産されたお米を選んでみるのもおすすめです。また、白米だけでなく、雑穀米や玄米が入った食べ比べセットもあります。値段も高級品だけでなく、たった1000円で15種類ものお米が食べ比べできるセットなどもあり、人気です。

2-2.家庭で何種類かの米をストックしておくのもおススメ

お米を食べ比べて自分なりの好みができたら、いくつかの種類をストックしておくのも良いでしょう。例えば、ふだんの主食用には甘みの強い「コシヒカリ」を、ちょっとした記念日などに使いたいときは高級米である「魚沼産の特別精米」を、カレーには程よい弾力がある「あさひの夢」を使い、弁当用には冷めても美味しい「まばゆきひめ」などがあると便利です。

4種類のお米がそれぞれ2キロもあれば、家族の人数にもよるもののだいぶ日持ちもします。レシピや気分によってお米の種類を使い分ければ、毎日の料理も楽しくなるでしょう。

3.お米の食べ比べで得られるメリットとは

お米を食べ比べてみると、毎日の食卓が明るくて楽しくなることにもつながります。普段何気なく口に運ぶお米も、食べ比べることによって、その奥行さを知ることになるでしょう。

3-1.普段の主食が美味しくなる

お米を食べる時、じっくりと味わって食べている人はどのくらいいるでしょういか。特に、毎回スーパーの特売で安く売られているお米を食べている人の場合、お米はとりあえずお腹を満たすものとして無意識に口に運んでいるかもしれません。

しかし、一度お米を食べ比べてみると、そのお米の種類によって味や粘り気、風味が違うことが分かります。自分好みのお米を炊くようになれば、ごはんを食べるときも一粒一粒かみしめて食べるようになります。お米を食べ比べることにより、毎日の食事がありがたく楽しいことにもなるのです。

3-2.コストをかけず、ブランド米を楽しむのもアリ!

お米の食べ比べなんてよほどお金がないと難しい、そんなふうに考えてはいませんか。確かに、食べ比べが行われるコメの銘柄は高級品が多く、人気のブランドは5キロで5千円以上するお米も多いです。しかし、日本のお米は世界的に見ても非常に美味しいことで知られています。安いブレンド米であっても、海外から来た人にとっては高級品のように美味しいのです。

お米を食べ比べる際には、あえてブレンド米などの値段が安いものを入れてみるのもおススメです。しかも、ブレンド米だけでも種類はとても多いので、その食べ比べをしてみるのも良いでしょう。ブレンド米は、東北地方の米を集めたもの、コスパ重視のもの、割れ米が入っているものなど、種類によって違いがあります。とくに雑穀米を普段から混ぜるといった人なら、高級米を使うよりもブレンド米のほうが美味しく仕上がることも多いです。

まとめ

全国にあるお米は300種類もあり、味や粘り気、風味などはそれぞれに違いがあります。普段あまり意識して食べることのないお米ですが、食べ比べをすることにより、お米の違いに気づくことができるでしょう。

お米は値段が高いほど美味しい傾向にありますが、値段の安いブレンド米であっても十分に美味しいお米もあります。今は手軽に少量ずつ買えるお米の食べ比べセットが人気です。ぜひたくさんの種類のお米を実際に食べてみて、自分好みのお米を見つけてみましょう。

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