これから風邪が流行るシーズン「冬」が到来しますね。誰だって、辛い症状を引き起こす風邪は引きたくないものです。
そんな風邪を予防するのに「ショウガ」「ハチミツ」の組み合わせが効果的!です。是非、今年の冬は「ショウガ」「ハチミツ」を使って体を温め、風邪を予防しましょう。今回は「ショウガ」「ハチミツ」を使った風邪の予防法と、そのためのレシピをご紹介します。
1.ショウガとハチミツ、それぞれの効能・注意点とは?
ショウガとハチミツの組み合わせが効果的!と言っても、それぞれ効能や注意点は異なります。以下にまとめてみました。
1-1.ショウガ
中国では、紀元前500年頃には薬用として使われていた「ショウガ」。
現在でも、漢方薬や健康食品でよく使われています。
殺菌作用・血流促進・免疫力アップに効果的と言われる「生薬」ですが、
その使い方によっては、体を冷やしてしまうこともあります。
1-1-1.効能
ショウガの効果・効能は、体を温めてくれる成分「ショウガオール」と免疫力を高めてくれる成分「ジンゲロール」の2つが中心になっています。
ショウガオールは、血行促進、代謝促進、そして血液をサラサラにしてくれます。
ジンゲロールは、免疫細胞白血球を増加させることで、免疫力アップにつなげてくれます。
そのほかにも、風邪の初期症状緩和、冷え性を改善、胃腸の働きを活性化/殺菌効果、咳痰の沈静化、解熱、血栓予防、便秘、むくみなど、たくさんの効能が期待できます。
1-1-2.注意点
ショウガを摂取する際に注意する点がいくつかあります。
ショウガは刺激が強い食材なので、胃腸が弱い人が生食する場合は、量に気をつけましょう。
またショウガには「体を温める」「熱を下げる」という真逆の効果があるため、それぞれの目的に沿った使い方をする必要があります。
体を温めたい時は熱したショウガ、熱を下げたい時は生のショウガを使うと、効果的です。
1-2.ハチミツ
ミツバチが花から集めた蜜や花粉を原料に作り、巣の中に貯めた天然の甘味料が、ハチミツです。市販されているハチミツは、本来のハチミツを加工して販売されています。主な成分は「果糖」「ブドウ糖」「イソマルトオリゴ糖」「グルコノラクトン(ハチミツ酸)」となり、栄養価の高い食品です。ミツバチが蜜を採取した花の種類により、成分や味が異なります。
1-2-1.効能
ハチミツの効果・効能は「殺菌効果」「素早くエネルギー源となる疲労回復」「子供の脳の発達促進」「老化の進行を遅らせる」「甘みが強く少量のみ使用によるダイエット効果」「不眠症対策」「美肌効果」など、多種多様となっています。
また空腹時にハチミツを食べることで、すぐ体内でエネルギーとなるため、より効果的と言われています。ただしハチミツは糖分が高い食品なので食べ過ぎ注意です。
1-2-2.注意点
ハチミツを摂取する際の注意すること、それは1歳未満の赤ちゃんに与えてはいけない!という点です。市販のハチミツに入っている「ボツリヌス菌」は、生後2週間~6ヶ月の赤ちゃんに多い「乳児ボツリヌス症」を発症させる原因になります。厚生労働省からも禁止されていますので十分に気をつけましょう。
2. ショウガとハチミツを使ったレシピ
いろいろな効果効能を持ち合わせている「ショウガ」と「ハチミツ」
ハチミツの殺菌効果と、ショウガの温め効果の組み合わせで、より風邪に効果的なレシピをご紹介します。
2-1.万能ショウガハチミツ
まずは体を温めるドリンクとして有名な「生姜湯の素」にも使うことができる「万能ショウガハチミツ」のレシピです。
風邪が流行る季節が来る前に作って、冷蔵庫に保存しておきましょう。
2-1-1.材料
材料は、ショウガ200gと、ハチミツ200ml、たったこれだけです。
完成した「万能ショウガハチミツ」の保存に、200~300ccの瓶が必要です。
2-1-2.作り方
まず、ショウガの皮をむいて、すり下ろします。
すり下ろしたショウガとハチミツを鍋に入れて、弱火でコトコト20分ほど煮込みます。
その後消毒した瓶に、冷ましたショウガハチミツを入れましょう。
冷蔵庫での保存が可能です。
2-1-3.使い方
「万能ショウガハチミツ」をお湯に溶いて、体を温めるドリンク「生姜湯」が作れます。
その際、レモンやスパイスを加えて、味をお好みにアレンジすることも可能です。
また紅茶やミルクに入れたり、クッキーや焼き肉のタレなどの料理にも使うことができます。
風邪を予防することができるだけでなく、風邪の引き始めの「喉の痛み」にも効果的です。
2-2.ショウガのハチミツ漬け
冷えた時に食べると最適な「ショウガのハチミツ漬け」調味料としても使えます。
風邪が流行る季節が来る前に作って、冷蔵庫に保存しておきましょう。
2-2-1.材料
材料は、ショウガ(瓶にいっぱい入る程度)、ハチミツ(ショウガが被る程度)です。
完成した「ショウガのハチミツ漬け」の保存に、瓶が必要です。
2-2-2.作り方
まず、ショウガを洗ってよく乾かします。ザル等に入れておくのがいいです。
乾いたショウガの皮をむき、スライスします。(皮が気にならない人はむかなくてもOK)
スライスしたショウガを瓶に入れ、ハチミツをショウガが被る程度まで入れます。
時間をおくほど下にショウガのエキスがたまり、ハチミツの層が減っていきます。
冷蔵庫での保存が可能です。
2-2-3.使い方
紅茶に入れて「ジンジャーティ」、そのままお湯で割って飲むのも美味しいです。
また豆乳やココアなど温かい飲み物に混ぜてもいいですし、パンに塗ったり、ヨーグルトやフルーツにかけたり、煮物に入れてもまろやかになりお勧めです。
4.まとめ
「ショウガ」と「ハチミツ」を使った風邪の予防方法、いかがだったでしょうか?
今年の冬は、この2つの食品を積極的に美味しく摂取していくことで、風邪の予防をしつつ、寒い冬を乗り切っていきましょう!
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