おしゃれで簡単 バルサミコ酢で味がきまるナス・トマトのおそうざい

作り方

イタリアンレストランの前菜でよく使われるバルサミコ酢。スーパーでも手軽に買える調味料ですが、いまいち使いこなせないという方も多いのではないでしょうか?実際に買ってはみたものの、そのまま冷蔵庫に眠らせてあるなんていう話もよく聞きます。

しかし、バルサミコ酢はお肉だけでなく、野菜もとびきり美味しくしてくれます。しかも火を通した野菜にかけて漬けておくだけで、簡単な絶品マリネになる絶品マリネになるのです。今日はナスを使ったバルサミコ酢の使い方を中心に紹介します。

1.そもそもバルサミコ酢とは?

名前はよく見聞きしたことがあるバルサミコ酢。しかし、それがどのような材料で作られているのか、分かっていない人も多いのではないでしょうか。バルサミコ酢を簡単に紹介すると次のようになります。

 

バルサミコ酢(Balsamico バルサミコす)は果実の一種。原料がブドウの濃縮果汁であることと、長期にわたる樽熟成が特徴である。

イタリアの特産で、アチェート・バルサミコ[1]や短縮してバルサミコとも呼ばれる。なお、イタリア語で「アチェート」は「酢」、「バルサーミコ」は「芳香がある」という意味である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%82%B3%E9%85%A2

バルサミコ酢を簡単に紹介するとブドウの果実からできたお酢ということになります。ワインと同じように熟成させて作られているので、一般的なお酢とは違い、芳醇な香りや風味を楽しむことができるでしょう。

1-2.ワインビネガーとの違い

バルサミコ酢と似たようなものにワインビネガーがあります。ワインビネガーはその名前の通り、こちらもワインから作られたお酢です。

バルサミコ酢とワインビネガーの違いは製造方法にあります。バルサミコ酢は長時間自然発酵させて作られていますが、ワインビネガーは酵母を加えてアルコール発酵させ熟成期間を短くして作られています。

作り方だけを見ると、バルサミコ酢の方が長期熟成をしている分、手間がかかってるともいえるでしょう。そうした工程もあり、バルサミコ酢の方がワインビネガーよりも濃厚で深い味わいがします。 

参照https://kawashima-ya.jp/contents/?p=1705

1-3.使い方の定番その1 ステーキソース

バルサミコ酢の代表的な使い方としてステーキソースがあります。メイン料理のステーキや魚料理にかけられるのはもちろん、お皿に模様を書く際に使われているのも、このバルサミコソースです。

今回紹介するのはたった材料2品で作ることができるステーキソース。 簡単かつバルサミコ酢をたくさん使うので、家に眠らせてある人はさっそく作ってみましょう!

材料

  • バルサミコ酢 200㏄
  • はちみつ 大さじ1

作り方

  1. 小鍋にバルサミコ酢を全部入れ、弱火でとろとろするまで煮込む 
  2. 良い感じに煮立ってきたらはちみつを投入し、全体を混ぜて完成

バルサミコ酢はそのまま食べると酸味がかなり強いです。そのため煮ることで酸味を和らげ、蜂蜜を入れることで甘みのある味に中和させることができます。肉料理や魚料理なら、何でも合います! 

1-4.その2 ドレッシング

バルサミコ酢のもう一つ代表的な使い方といえばドレッシングです。ドレッシングは実に多くのレシピがありますが、ここでは基本のバルサミコ酢ドレッシングを紹介します。

材料

  • 玉ねぎのみじん切り 大さじ3
  • にんにくのみじん切り 1かけ
  • りんごのすりおろし 大さじ3
  • バルサミコ酢 大さじ2 
  • レモン汁 大さじ2
  • 白だし 大さじ1
  • オリーブオイル 大さじ2
  • 塩、黒コショウ、適量

作り方

  1. すりおろした玉ねぎとにんにく、りんごを混ぜ合わせておく 
  2. 1にバルサミコ酢、レモン汁、白だし、オリーブオイルを入れて混ぜ合わせて完了

全ての材料を用意できたら混ぜ合わせるだけで完成する、非常に簡単なドレッシングです。サラダやマリネなど、お好みの野菜に合わせて楽しみましょう。 

2.野菜に漬け込むだけで美味しいイタリアンができる!

模様にバルサミコ酢はステーキソースやドレッシングとして使うのが一般的です。しかしバルサミコ酢は、火を通した野菜にかけてつけるだけで、美味しいイタリアンの副菜ができます

その代表的なものが「なすのバルサミコマリネ」。香ばしく焼いたナスをバルサミコ酢に漬け込んで味を染み込ませたこちらのレシピは、イタリアでは定番のお惣菜です。茄子だけではなく、トマトや様々な野菜にも応用できるので、是非作り方を覚えておきましょう。 

 

2-1. ナスのバルサミコマリネ

材料

  • ナス 2本
  • ケッパー 20~30粒
  • バルサミコ酢 大さじ1
  • はちみつ 小さじ2
  • オリーブオイル 大さじ1

作り方

  1. ボウルにバルサミコ酢、はちみつ、オリーブオイル、ケッパーを入れて混ぜ合わせ、マリネ液を作っておく 
  2. 茄子を軽く水洗いし輪切りにカットし薄く塩を振る 
  3. フライパンを熱して大さじ1のサラダ油を回し入れ、茄子を焼いていく 
  4. 切り口に焼き色が付くまで中火で両面を焼く。途中ひっくり返しながらしっかりと焼き色をつけていく 
  5. 茄子がしっかり焼けたら、熱いままマリネ液の入ったボウルに入れる
  6. 粗熱が冷めたらタッパーなどに入れ、冷蔵庫で半日ほど寝かせて完成

焼きあがったなすは熱い状態のまま、マリネ液に漬け込むのがポイントです。冷蔵庫で1週間ほど保存できるので、たくさん作っておいて作り置きレシピとして活用するのも良いでしょう。 

2-2.バルサミコを使ったマリネは本当に美味しい

バルサミコマリネはしっかりと味が染み込み、焼き色の付いた香ばしい野菜とバルサミコの酸味のある味が楽しめます。特に厚めに輪切りにした茄子はねっとりとした食感が楽しめ、バルサミコマリネの中でも一番のお勧めです。

どの野菜に応用して作っても良いのですが、お勧めは夏野菜です。茄子やトマトズッキーニなどバルサミコ酢を使ってマリネを作ることにより、暑い夏には夏バテ防止の1品にもなります。 

2-3.トマトのバルサミコ漬け

材料 2人分

  • トマト2個
  • 玉ねぎ 薄切りを一個分 
  • 醤油大さじ2
  • バルサミコ酢大さじ2 

作り方

  1. トマトはへたを取り、お湯にくぐらせて皮を剥いておく
  2. 薄切りにした玉ねぎは水に5分ほどさらして水気を切っておく 
  3. 醤油とバルサミコ酢を混ぜ合わせ
  4. 皮を剥いたトマト、2の玉ねぎを3につける 
  5. 10分ほど漬け込んだら、つけ汁に浸した玉ねぎをトマトの上に被せるようにして、味をさらに馴染ませる 
  6. 冷蔵庫で1時間以上寝かせて完成 

まるごとのトマトを、醤油とバルサミコ酢のマリネ液でしっかりと漬け込んだ1品です。シャキシャキとした玉ねぎの感触も相まって、特に夏にはさっぱりと食べることができるでしょう。おかずにはもちろん、お酒のあてにもなる健康メニューです。 

3.バルサミコ酢は栄養も高い

お酢は健康効果が高いと言われていますがバルサミコ酢も例外ではありません。特にブドウから作られているバルサミコ酢は、ブドウに含まれるポリフェノールの含有量が高いため、一般的なお酢よりも抗酸化作用が高いのです。ここからはバルサミコ酢の栄養について詳しく見ていきましょう。 

 

3-1.美容効果が高い

ブドウから作られたバルサミコ酢にはポリフェノールがたくさん含まれています。特にブドウは 「プロアントシアニジン」という美容効果の高い抗酸化作用があり、日常的に摂取することでアンチエイジング効果に期待できます。

ポリフェノールによる抗酸化作用は肌細胞が活性化し、肌のハリが良くなってシミやシワなどを予防できます。 また、生活習慣病やがんの原因にもなる活性酸素を抑制する効果もあるので、毎日の健康にも役立てることができます。

3-2.血液サラサラ・ダイエットにも

お酢には血液をサラサラにする効果があると言われており、特にポリフェノールを豊富に含むバルサミコ酢は血液を循環させてくれる効果が高いと言われています。血液循環がアップすることで高血圧を予防し生活習慣病を防ぐこともできるでしょう。

そしてバルサミコ酢に含まれるポリフェノールは、コレステロールを抑えてくれる効果に期待があります。コレステロールが抑えられることで脂質代謝の改善にも期待があり、ダイエット効果を高めることもできるでしょう。

運動前にバルサミコ酢を取っておくと、身体の代謝を高めるという研究結果もあります。ダイエットを実践している人は、運動する前にはちみつやソーダ水で割ったバルサミコ酢を飲んでから運動するのもおすすめです。

参照https://kawashima-ya.jp/contents/?p=1705

3-3.夏バテの体に食欲増進効果

バルサミコ酢には独特な香りがありますが、その香りを嗅ぐと食欲中枢を刺激する効果があります。夏バテを起こしたり疲れていて食欲がわかない時など、是非バルサミコ酢の香りをちょっと嗅いでみてください。 潜在的な食欲が増進され「少し食べてみようかな」という気にもなるでしょう。

またお酢は疲労回復効果が高いです。バルサミコ酢にもしっかりと疲労回復効果があり、体内に入ったクエン酸は疲労の原因となる乳酸の生成を抑えてくれます。普段の疲れにはもちろん、運動をしたあとの疲労回復にも、バルサミコ酢はおすすめです。

4.まとめ

おしゃれなイメージが強いバルサミコ酢ですが、実は日常の料理でかなり活躍してくれることがわかりました。特に茄子を中心としたバルサミコマリネはおすすめであり、焼いた野菜にバルサミコ酢を漬け込むだけで美味しいマリネが完成します。

また家で眠っているバルサミコ酢があれば、少量の蜂蜜を加えて煮込むだけで、美味しいステーキソースの完成です。美容効果をはじめ、ダイエットや 疲労回復にも活躍してくれるバルサミコ酢。ぜひ家に常備し、様々な料理に活用していきましょう。

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