漬けておくだけで味が決まる|みそ床作り方

作り方

生の肉や魚はスーパーに並べられ、キッチンで調理されるまでの間に鮮度がどんどん落ちていきます。さらに、せっかく安い日にまとめ買いしても日持ちがしなかったり、冷凍したりしてしまうと、どうしても鮮度が落ちてしまいます。

しかし、みそ床に素材を漬けこんで熟成させれば、さらに美味しいおかずとして保存することが出来るのです。まとめ買いした素材を最後まで美味しく食べ切る方法として是非試してみてください。

1.みそ床の魅力

日本人に昔から愛されている味噌を使った、みそ床には美味しさはもちろんのこと、保存期間など様々な面で魅力がたっぷり詰まっています。味噌はどんな食材にでもあう万能的な味わいを持つ食材です。みそ汁に何を入れても合うように、みそ漬けも基本的にお好みのものを入れて大丈夫です。お好みの肉・魚・野菜や旬の野菜、お酒に合う野菜などを入れておけばいつでも手軽に食べられるみそ漬けが出来上がります。

1-1.食材の保存期間を延ばすことが出来る

食材はせっかく買ってきても冷蔵庫に入れている間にどんどんと傷んでしまいます。しかし、味噌につけておくことで食材の保存期間は大幅に伸びます。食材にもよりますが、漬け込む期間を入れると1ヶ月ほど先まで味噌の中に漬け込んでおくこともできるのです。

旬の時に安く買っておいて、ちょっとずつ食べていくというのも賢い方法の一つです。さらにみそ床自体も、1度作っておけば短くても約1週間~1ヶ月は使うことが出来るのでたくさんの食材を楽しみたいです。

1-2.味噌に漬け込むことによって、さらに奥深い味わいになる

古くから日本で愛されてきた味噌の味わいは、日本人にとってほっとする味の一つです。その味噌に漬け込むことで、いつもの食材もさらに奥深い味わいになります。特に味噌の種類を工夫すれば、様々な味のみそ漬けを味わうことが出来、風味豊かな食材の味を楽しむことが出来ます。

1-3.まとめて作っておくことで、簡単な1品物になる

「安さにつられて、つい使い切れないほどの量を買ってしまった…」「お肉やお魚は特に、中途半端に余ってしまった…」なんてことはよくありませんか?こういったものも、まとめて1度にみそ漬けにしておくことで長期保存が可能です。漬物としてももちろん、食材によっては主菜とすることもできるため、主婦の方にとっては心強い時短レシピとなります。

2.みそ床の作り方

基本的なみそ床作り方を紹介します。沢山作りたい場合は、比率を同じにして量を多くしてください。

<材料>
・お好みの味噌:100g
・みりん:大さじ1
・酒:大さじ1


①みりんとお酒を混ぜてまずはレンジでチンして少し温めます。
②味噌と、レンジでチンしたみりん・お酒を混ぜ合わせる

たったこの2ステップで、みそ床の出来上がりです。お好みで砂糖をいれたり、にんにくを入れたりすればさらに風味が豊かになりますので、慣れてきたらアレンジしてみてください。

非常に簡単に作ることが出来るみそ床ですが、みそ漬けをする際にはいくつか上手に作るためのポイントがあります。より上手に食べられるように、ぜひ参考にしてください。

2-1.キッチンペーパーやガーゼを利用

食材によって、味がしみこみやすいものや形が崩れやすいものなどあります。そういったものは、キッチンペーパーやガーゼをまいてからみそ床に入れることでちょうどいい塩梅でつけることが出来ます。

お肉や魚などみそ床から取り出して火を通す場合は、漬かりすぎ、漬かり具合にムラがあると、どうしても焦げ付きが気になってしまいます。こういった食材の場合は、キッチンペーパーやガーゼを使うことで焦げ付きなどの悩みも防ぐことが可能です。

2-2.1回に食べる量を想定して取り分けて作る

食べる量が少ない食材や、家族の人数に合わせて小分けにして作ると、より賢く使い切ることが出来ます。

つける段階で1回の食卓に並べるのに必要な分ずつ、小分けに取り分けて作る事で、臭いや水分を出さず、清潔なみそ床を保つことができます。作る時は、とりあえず余った食材をすべて放り込んでしまってもいいですが、出来るなら1回に食べる量を想定して、小分けに作ると、みそ床が長持ちする秘訣になります。

3.みそ漬けにピッタリのおすすめ食材

基本的にみそ漬けはどんな食材にも合うといっても過言ではないほど、様々な食材と相性がいいものです。その中でも特に、人気のおすすめ食材をいくつか紹介させていただきます。

3-1.鶏肉、豚肉

お肉は意外とちょっとだけ余ってしまうこともあるのではないでしょうか。無理して使い切ろうとしたら「ちょっと多かった…」なんてことも主婦の皆さんなら経験済みではないですか?

そんなちょっと余ったお肉や、特売で買いすぎたお肉を1回で食べる量ずつみそ漬けにしておけば、いつもと違う味噌の風味がとてもきいた食欲をそそる一品になります。漬け具合にムラが出ないように、キッチンペーパーやガーゼを使って作ってみてください。

3-2.鮭などの魚類

魚は西京漬けなどがあるように、みそ漬けにすると本当においしい食材です。いつもの塩味に飽きたらみそ漬けにしてみてください。非常においしく、冷めても風味が広がっておいしく食べられるのでお弁当のおかずにも大変おすすめです。

3-3.茄子、大根などの野菜

野菜のみそ漬けは比較的失敗がなく、簡単に作れるため初心者の方には大変おすすめです。作ったものはそのままお漬物として、ご飯のお供にして食べてもいいですし、ほかの食材と一緒に炒めたりしてもおいしく、使い勝手が広がります。

3-4.変わり種で人気な食材は「卵黄」

卵黄をキッチンペーパーやガーゼにくるんでみそ漬けにすると、ウニのような濃厚な味わいになる、と大人気となっています。そのまま食べてもおいしいので、ごはんのお供にしたりソースとして食べることも出来る優れものです。

さいごに

家庭で簡単に作ることが出来るみそ床で、余った食材や旬の食材を付けておけば、非常においしく食べることが出来ます。保存期間も伸びるので、使いきれなくて食材を無駄にしてしまうことも減りそうです。

味噌は健康面でもおすすめされている発酵食品ですから、ぜひ試してみてください。

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