食べきれない旬の食材は保存食に!オリーブオイル漬けのレシピ

作り方

旬の食材は、その季節に必要な栄養も豊富で何より安く手に入ります。ただし、野菜は一度にたくさん買ってしまうと、使い切らないうちに鮮度が落ちてしまう事もあります。せっかくのおいしい旬の食材、最後まで美味しく食べるために、オリーブオイル漬けにしてみてはいかがでしょうか。今回は、保存にも健康にもお勧めの、オリーブオイル漬けを紹介させていただきます。

1.余った食材はオリーブオイル漬けにするのがおすすめ

shutterstock_414686260中途半端に余ってしまったものや、使いきれない食材はオリーブオイル漬けにするのがおすすめです。具体的にオリーブオイル漬けの効果や、レシピを紹介させていただきます。

1-1.オリーブオイル漬けをする効果

オリーブオイル漬けの効果は、オリーブオイル本来の効果と、オリーブオイルに漬けることによって得られる効果の2つがあります。

1-1-1.オリーブオイル本来の効果

オリーブオイルには、コレステロールの低下作用があると言われています。糖尿病や高血圧などの生活習慣病の原因となる悪玉菌コレステロールを減少させ、善玉菌コレステロールの増加を促進する作用があるといわれているため、病気予防が期待できます。体内の毒素を排泄するデトックス効果により、美肌効果も期待できるとも言われています。

また、オリーブオイルは満腹中枢を刺激する作用があるため、食べているうちに比較的早い段階で満腹感を感じ、無理なく食事量を抑えられるといったダイエット効果も期待できることから、大変注目を浴びている食材です。

1-1-2.オリーブオイルで風味と栄養価アップ

オリーブオイルに漬けることによって、食材にオリーブオイルの風味や独特のとろみが加わり、さらに美味しくなります。また、オイル自体にも食材の味が移り、オリーブオイルもおいしくなるという相乗効果を持っています。さらに、本来の食材に前述のオリーブオイルの栄養効果が加わることで、一度の食事で高い効果が得られると言われています。

1-1-3.保存期間が延びる

お肉や魚、野菜などをオリーブオイルに漬けることによって、オリーブオイルで食材を包み、空気を遮断するため食材の酸化を防ぎ、長期間の保存がきくようになります。また、オリーブオイルに浸していることで食材の水分の流出を抑え、微生物の繁殖を防ぐという効果もいわれています。

基本的に、自家製の場合は、作ってから未開封であれば、3週間~1か月程持つと言われています。食材や調理方法によって、保存期間は大きく異なります。長いものは半年~1年も保存がきくものもあるのです。実際にオリーブオイル漬けを作る際に、レシピと合わせて保存可能な期間も確認するようにしましょう。

1-2.おすすめレシピ

オリーブオイル漬けの簡単なおすすめレシピを紹介します。オリーブオイルは相性の悪い食材というのが少なく、肉、魚、野菜などさまざまな具材に使えますので、以下のレシピ以外にも是非、ご自身のお好きな具材で挑戦してみて下さい。

1-2-1.きのこのオリーブオイル漬け

材料
お好きなきのこ(おすすめはしめじ、エリンギ)
にんにく1片
鷹の爪(お好みで)
オリーブオイル
塩 小さじ1弱

作り方
①鍋にオリーブオイルを入れて、きのこを火にかけます。
 弱火でしんなりとなるまできのこを煮ましょう。

②きのこに完全に火が通ったら、保存用の瓶に入れ、きのこが完全に浸るくらいまでオリーブオイルを入れます。

③常温で粗熱を取ってから、冷めたら蓋をして冷蔵庫で保存してください。
 冷蔵庫で保存していれば、大体1~2週間は持ちます。

きのこはお鍋など、冬は特に美味しくて複数種類を使いたくなるものですが、たいていそれぞれがちょっとずつ余ってしまうものです。さらに、生のままのきのこは足が速いですから、オリーブオイル漬けがおすすめです。

1-2-2.にんにくのオリーブオイル漬け

材料
にんにく
鷹の爪(お好みで)
オリーブオイル

作り方
①皮を剥いたにんにくをオリーブオイルに、そのまま漬けるだけで完成です。
 辛い味が好きな方は、ポイントに鷹の爪を入れるとピリッとした風味がつき、さらにおいしくなります。
 翌日からでも食べられ、最大で1ヵ月ほど保存がききます。

にんにく自体は少しずつ使うものなので、冷蔵庫の中で余りがちです。にんにくのオリーブオイル漬けは、チャーハンやパスタなどに入れるととってもおいしくなる万能型であるととても便利です。

1-2-3.牡蠣のオリーブオイル漬け

材料
牡蠣(加熱用)
にんにく2片
オリーブオイル
オイスターソース(小さじ2)

作り方
①下処理を済ませた牡蠣を、オリーブオイルを引いたフライパンで水分がなくなるまでしっかり火にかけます。

②水分がなくなったら、オイスターソースを回しかけ、牡蠣に絡めます。

③保存容器に移し、牡蠣がすべて浸るくらいまでオリーブオイルを入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で保管してください。
 翌日からおいしく食べられ、1週間ほどを目安に食べきるようにしてください。

牡蠣はワインなどのおつまみにも最高です。オリーブオイル漬けを作っておけば、お酒のお供にもパッと取り出すだけでおいしくいただけるので、大変おすすめです。

2.オリーブオイル漬けを作るときのポイント

shutterstock_225540040オリーブオイル漬けを作るときには、いくつか注意が必要な点があります。

2-1.オリーブオイル漬けの保存の注意点

オリーブオイル漬けを作るときに欠かせない、保存についての注意点を紹介します。

2-1-1.必ず、密封保存ができる容器を使用する

まずオリーブオイル漬けを作るときは、保存容器の準備が必要です。せっかくオリーブオイル漬けを作っても、そのあとの保存で空気が入ってしまうと、酸化が進んでしまい、痛みが速くなってしまいます。はやりのメイソンジャーの容器を使うなど、完全に密封できる容器を準備しましょう。分厚くて丈夫な耐熱性のガラスの容器がおすすめです。

2-1-2.保存容器は必ず煮沸消毒すること

長期保存をすることを前提に、まずは保存容器自体を清潔な状態にする必要があります。そのため、容器と蓋の煮沸消毒は必須となります。煮沸消毒の方法はとても簡単で、大きめの鍋で10分程煮てから、清潔なキッチンペーパーのうえで乾かしてください。鍋から取り出す際はやけどに注意し、トングや菜箸を使うようにしてください。手でべたべたと触ってしまうと、煮沸消毒の効果が薄れてしまうため、食材に触れる部分には特に手で触れないようにしましょう。

2-2.オリーブオイル漬けを作る際の注意点

オリーブオイル漬けを作る際の注意点も併せて紹介させていただきます。

2-2-1.オリーブオイルは、エキストラバージンオイルを

今回紹介するオリーブオイル漬けなど、オリーブオイルを加熱せず摂取する場合は、バージンオイルがおすすめです。中でもエキストラバージンオリーブオイルは最高品質なので、大変おすすめです。

2-2-2.加熱食材はしっかりと水気を飛ばす

加熱してから作る食材の場合は、大抵のレシピに「水気を飛ばす」と書かれています。その場合は、しっかりと食材から水気を飛ばし切りましょう。この過程をおろそかにすると、せっかくのオイル漬けの効果が半減し、風味が損なわれてしまう上に、日持ちがしなくなってしまうこともあるので注意してください。

まとめ

いかがでしょうか?旬な食材を、長期間おいしく保存できるオリーブオイル漬けは、身体にうれしいことがたくさん詰まっています。せっかくの食材を捨ててしまわなくて済むように、ぜひ一度オリーブオイル漬けに挑戦してみてください。

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