のどの痛みやしつこい咳を止めるには大根シロップがおすすめ

健康

なんだか最近風邪でもないのに咳が止まらない、ずっとのどがイガイガするなどの不快な症状を感じている方はいらっしゃいませんか?そもそも咳というのは外部のウイルスやほこりなどの異物を除去する為に起こる生理的な現象ではありますが、ずっと咳が続くと体力の消耗で体が疲れやすくなったりなど何かと不便なものです。

そんな方にもおすすめなのが大根です。大根と言えば冬に旬を向かえる根菜ですが、実は咳止めに効果的な食材として昔から使われている食材なのです。しかもその大根にはちみつをプラスするだけでさらにパワーアップしてしまうのです。長引く咳、辛い咳に悩む方は大根とはちみつには見逃せないチカラがあるのです。

1.大根の咳への効果とは?

shutterstock_388483516大根は日本で古くから食べられている野菜ですが、古事記にはすずしろという名前で書かれています。すずしろといえばお正月に1年の健康を祈願していただく七草がゆにもはいっている食材ですよね。そんな大根には咳止めに有効と言われている注目すべき成分が詰まっています。

1-1.ジアスターゼ

ジアスターゼは体内で消化を促進する成分として有名で、消化不良を改善する薬にも使われているほどです。胃腸を健康に保つばかりでなく、抗炎症作用によって咳を鎮める働きもあるといわれているのです。さらに胃腸の粘膜だけでなく喉の粘膜を保護する働きもあるとされ、咳だけでなく喉のイガイガや痰を和らげる事も期待できるのです。

1-2.イソチオシアネート

大根の辛み成分にもなっているイソチオシアネートは組織が傷つくことによって生成されるため、大根を切ったりおろしたりすると作られます。これが消毒の作用を持ち合わせており、外部の最近から喉を守る為に注目の成分なのです。

2.はちみつの咳への効果とは?

shutterstock_128327429よく風邪をひくとはちみつが良いと聴くことがあります。実は、はちみつにも咳止めに有効と言われている注目すべき成分が詰まっています。

2-1.グルコースオキシダーゼ

よくのど飴ではちみつを使用している商品を見かけますが、美味しいだけでなく実は驚くべき作用があります。蜂蜜に含まれるグルコースオキシダーゼという成分には強力な殺菌作用があるとされています。グルコースオキシダーゼは空気に触れると酸素と結合して、過酸化水素という成分を作り出します。過酸化水素は消毒薬にも用いられるほどの殺菌作用があるとされているので、咳の原因となるウイルスや雑菌に立ち向かう力がアップするというわけですね。

2-2.高保湿力

はちみつは常温に置いておいても腐りませんが、それは高濃度の糖分と水分量の少なさです。ねっとりとした糖分の高いはちみつの水分量はわずか20%しかないのですが、この粘度がポイントで喉を粘膜にとどまることによって外部からのウイルスや雑菌をブロックする作用を持ちます。さらにはちみつが喉をしっとりと潤わせることによって、ウイルスや雑菌の侵入をブロックし咳をできにくくするという働きも期待できちゃうのです。

3.止まらない咳の救世主!大根のはちみつ漬け

大根のとはちみつにはお互いに咳を鎮めたり喉を健全に保つ作用を持ち合わせていますが、両社が合わさることによってさらにパワーアップができます。実はこのはちみつ大根自体は古くは江戸時代から民間療法としても使われているものだったのですが、まさに咳止めには理にかなっているものなのです。さらに大根をはちみつに付けるとはちみつに大根の有効成分が溶け込み、効率よく成分を吸収する事が出来るのです。

3-1.大根のはちみつ漬け シロップの作り方は?

作り方は実はとっても簡単で、生の大根をはちみつに入れて2~3時間放っておくだけです。まず大根は皮をむいて1センチ角程度に切ります、大根が空気に触れる面積が多いほど殺菌作用のイソチオシアネートが作られるのである程度大根を小さく切ることがポイントです。そして清潔なガラス瓶やタッパなどの容器に大根を入れて、大根全体が漬かるようにはちみつをまわしかけます。その後大根から水分が出てきますので、これで大根のはちみつ漬けシロップの完成です。加熱などの作業がないのでとってもラクラクですよ。一度作ったら2~3日程度で飲み切りましょう。冷蔵庫で保存しましょうね。

3-2.シロップを作っている時間がない時は大根おろしも使える!

大根を漬けているほどの時間がない!すぐに咳を何とかしたいというときは即効で作れる大根おろしを使った大根シロップもおすすめです。大根をおろし金ですったものにはちみつを加えるだけなので、5分もあればできちゃいます。大根をすりおろすと切るよりもさらにイソチオシアネートが作られるので効果もアップですよ。そのまま食べるのも良いですが、大根おろしにはちみつを混ぜたのちにお湯で割ったり紅茶で割ると飲みやすくなります。

4.大根シロップの効果的な飲み方ってあるの?

大根シロップの有効成分は一度にたっぷりと飲むよりは、2~3回に分けてこまめに飲むのがオススメです。そうすると常に喉が潤い雑菌を寄せ付けない効果が期待できます。そのままシロップをすくって飲むのも良いですが、紅茶に入れたりお湯で割るのも良いでしょう。暖かい飲み物をとることで、喉への潤いもアップすることができますね。

なかなか咳が止まらない、痰が絡んで辛いというときに大根シロップを飲むという頓服的な使用も効果的です。いつでも飲めるようにペットボトルにシロップを水で割ったものを常備しておくと、いつでも有効成分を手軽に摂取する事が出来ます。ペットボトルに入れた場合は当日中に飲み切るようにしましょうね。

まとめ

長引く咳や止まらない咳は毎日辛いし、咳をするだけでも体力を使うものなので体もしんどくなってしまうものです。咳は特に乾燥しやすい冬に起きやすいものなので、これからの時期の咳対策はさらに考えてきたいものです。そんな時に大根とはちみつで作る大根シロップがあれば、日常生活がかなり楽になる事間違えなしです。大根シロップは薬ではないので、誰でも飲めるのが嬉しいですね。普段飲める薬が限られている方や妊婦さんの咳止めにも使えそうですね。今年の冬は冷蔵庫に大根シロップをストックして咳を乗り切りましょう!

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