よく聞く「冷暗所で保存」猛暑続きの真夏はどうしたらいい?

毎日のように猛暑が続く日本の夏、すでに35度以上になる日は珍しくありません。エアコンがある部屋なら快適に過ごせますが、連日24時間運転を続けるのも現実的ではないでしょう。

そして、部屋が高温になる時期に気になるのは食品の保存方法です。多くの食品では、パッケージに「冷暗所に保存」といったことも書かれています。しかし、この冷暗所保存、一体どのような場所で、具体的な気温的は何度くらいなのでしょうか。今回は、知っていそうであまり知らない、冷暗所保存について見ていきます。

1.そもそも、冷暗所とは?

お菓子の袋などには、よく直射日光をさけて冷暗所で保存してください」といったことが書かれています。普段はあまり意識せず、いつもの定位置に食品を置くこともあるでしょう。しかし、この冷暗所には、ある程度の定義があるのです。

1-1.冷暗所の温度とは

冷暗所は、読んで字のごとく「暗くて冷たい場所」を意味します。まずは、温度から見ていきましょう。冷暗所の適切な温度は、おおよそ1~15度です。想像するより、結構冷たい場所だと思いませんか?

例えば、私たちが適温だと感じる、春や秋の気持ち良い平均気温は20度前後です。20度だと、ちょうど長袖を1枚羽織って外に出歩ける気温です。その気温であれば、食べ物もそれほど腐るようなイメージはないでしょう。

しかし、冷暗所における温度は、およそ15度までとされています。これは、簡単にいうと冬における昼間の気温です。冬場であれば日中でも食べ物を置いてよいということでしょう。つまり、住んでいる地域にもよるものの、冬以外は食品を部屋に放置しておくのは適切ではない、といえます。

1-2.できれば冷蔵庫が理想

冷暗所の温度が15度以下ということは、夏場は冷蔵庫に入れておくのが良い、ということになります。冷蔵庫のなかは常にも1~5度に保たれています。15度以上になることは基本的にないため、食品にとっては安全です。また、冷蔵庫のなかは湿度も保たれており、高温多湿ということはありません。野菜室ならと少々温度は高めになりますが、やはり部屋に放置するより温度も湿度も保つことができるでしょう。

そして、冷蔵庫のなかは「暗い」のも特徴です。温度の低い冬場であっても、直射日光が当たることもあります。食材によっては日光の紫外線を浴びることにより、温度が低くても変色や味が変化してしまうこともあるでしょう。冷暗所、と書かれている食材に関しては、やはり冷蔵庫に入れておくのがベストといえます。参照https://tap-biz.jp/lifestyle/living/1050242

1-3.冷蔵庫に入りきれない!そんなときは?

それでも、冷暗所に保存、と書かれた食品は実にたくさんあり、すべてのものを冷蔵庫に入れるのは現実的ではありません。そこで、まずおススメなのは「パントリー」です。パントリーは日が当たらず温度も上がりにくい北側に設置されていることが多いので、冷蔵庫の次に安心して食材を置ける場所でもあるでしょう。

パントリーがない場合は、キッチンの戸棚や床下収納を検討しましょう。特に、北側にキッチンがある場合は、直射日光が当たりにくく気温も当たりにくいので、食材を置いても大丈夫なケースがあります。逆に、キッチンが南側にあるといった場合は、北側で日があたりにくい場所に置きます。キッチン周辺に限らず、階段の下や、寒いベランダに置き場所を確保するのも良いでしょう。参照https://artroot.jp/article/201506101/2

2. 食品別に見た、冷暗所保存

ここからは、具体的に食品別にみた冷暗所の保存方法を見ていきましょう。冷暗所に保存してください、という食材は、思いのほかあります。それぞれがどこに保存したら良いのか見ていきましょう。

2-1.お米

お米は「風通しの良い冷暗所に保存してください」と書かれていることも多いです。そのため、お米は専用の容器に入れて、シンクの下に入れてある、という家庭も多いでしょう。

しかし、お米をシンクの下に保管するのは、あまり良くありません。シンクの下は密閉されているため、風通しが悪く、温度が上がりやすいところです。お米は20度を超える気温では虫がつきやすくなります。真夏のシンク下は気温が30度を超えることもあり、急激に劣化がはじめることもあるのです。

そのため、特に真夏のお米は冷蔵庫に保管するのが良いでしょう。ただ、冷蔵庫に入りきれない場合は、入らない分を密閉性の高い密閉容器に入れて、冷暗所で保存します。空気に触れさせないことで、ある程度の新鮮さはキープすることができます。参照https://www.muminmura.com/blog/?p=4192

2-2.梅酒などの果実酒

梅酒は自家製で作る人も多いかもしれません。また、梅酒に限らず自家製で果実酒を作る家庭もあるでしょう。その際、レシピには「冷暗所に保存して」と書かれていると思います。

梅酒などの漬け込み容器は2リットルを超えることもあり、冷蔵庫に入らないこともあります。そのため、梅酒類は冷蔵庫での保存はあまり現実的ではありません。おススメは、コンロの下やシンクの下です。やや湿度が高いので、果実酒は密閉するようにしっかりとフタを閉めます。できれば風通しの良いパントリーなどに保存するのが良いのですが、それが難しい場合はコンロの下などを検討しましょう。また、果実酒の一番の敵は直射日光です。必ず日の当たらない場所に置くようにしましょう。

2-3.醤油やみそ

醤油やみそは、昔は常温保存ができるものといわれていました。そのため、お年寄りのなかには、醤油やみそをそのままちゃぶ台などに置きっぱなしにしている人もいます。これは、塩分が多い食材のため、梅干しのように常温保存ができると考えられているためです。

しかし、醤油やみそは、常温保存には向いていません。冬場であれば冷蔵庫から出しっぱなしでも構わないこともありますが、何しろ今の日本の夏は暑すぎて、すぐに発酵をおこして腐ってしまうことも多いのです。特に、近年売られているみそや醤油は「減塩」のものも多く、塩分が少ないからこそ腐りやすいです。

基本的に、醤油もみそも冷蔵庫に入れて保管しましょう。塩分濃度の高い醤油は冷暗所に保存も可能ですが、その場合は直射日光を受けない色のついた容器に入れるようにします。参照https://macaro-ni.jp/43846?page=2

2-4.玉ねぎ、じゃがいも

玉ねぎとジャガイモは、野菜のなかでも常温保存できる野菜として知られています。逆に、冷蔵庫に入れると品質が悪くなるので、常温保存をした方が良い、とも聞くでしょう。

しかし、玉ねぎとジャガイモも、夏場に関しては別です。冷暗所に保存しても、夏の湿度と温度にさらされてしまうと劣化を招き、腐りやすくなるのです。特に、夏場に玉ねぎを放置してしまうと腐りやすく、すさまじい臭いとともに劣化が始まるので注意しましょう。

夏の間の玉ねぎとジャガイモは、新聞紙にくるんで冷やし過ぎないよう、野菜室で保管するのがベストです。参照https://tap-biz.jp/lifestyle/living/1050242

3.常温保存のなかでも安全な食品、危険な食品

冷暗所に保存してください、と書かれた食品でも、種類によって常温のまま保存をしやすいものと、実はそうでないものがあります。ここでは、夏場でも比較的常温保存できる食品と、そうではないものを紹介します。

3-1.夏場でも冷暗所で常温保存しやすい食品

  1. 未開封のペットボトル
  2. 缶詰
  3. パスタなどの乾燥麺類
  4. ひじき、わかめなどの乾燥した食品
  5. 常温保存可能な牛乳
  6. サラダ油、オリーブオイルなどの油類

ペットボトルは、基本的に常温コーナーで売られているものであれば、夏場でも常温保存は可能です。野菜ジュースも、未開封のペットボトルであれば、夏の高温多湿に耐えられます。ただ、どの食材も基本的に未開封のものに限られます。冷蔵庫が入りきれないときは、これらの未開封食材を優先的に、冷暗所に保存するようにしましょう。

3-2.夏場は冷蔵庫に入れるべき食材

  1. 玉ねぎ、イモ類などの野菜
  2. 開封したお米
  3. せんべいやポテトチップス
  4. バナナ
  5. 開封後の小麦粉、片栗粉などの粉類

基本的に、どの食材も冬場であれば冷暗所に保存が可能です。ただ、売られている場所は常温コーナーが多いため、夏でも常温保存ができそうに見えます。しかし、例えば真夏のバナナは3日も持たないことが多く、すぐに食べるか冷蔵庫に入れた方が良いでしょう。せんべいなどは湿気を含んで柔らかくなってしまうため、こちらも開封後は冷蔵庫がおすすめです。また、小麦粉などの常温保存は、ダニの害虫が発生してしまうので、通年冷蔵庫に入れておくのがおすすめです。

まとめ

冷暗所の定義は、なるべく15度以下の風通しの良い場所をいいます。これは、手で触ったときにヒンヤリとする場所です。そう考えると、夏場にそのような場所を探すのは難しく、やはり冷蔵庫での保存が一番安全といえます。

ただ、冷蔵庫での保存容量には限界もあります。夏場における食品の保存は、買い過ぎず、食品を無駄にする前に食べことをこころがけ、保存場所には余裕を持たせるようにしましょう。

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