カレーにはかかせない!福神漬けの作り方

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日本では古来より白いご飯にはおかずと味噌汁、そして漬物等が定番の食事でした。その中の漬物は、「様々なキュウリや大根といった食材を食塩、酢等に漬け込み、熟成させて風味を良くした食品」という定義があり、昔からご飯のお供として、そして保存の効く保存食として愛されてきました。その漬物の中でもカレーライスの最高の相棒であり、人によっては「カレーライスにコレが無い」だけでガッカリすると言っても過言ではない存在が「福神漬け」です。

福神漬け」は一般的に、「キュウリ」「大根」「カブ」等の様々な野菜類を塩抜きして細かく刻み、醤油、砂糖、みりんで作った調味液に漬けて味付けした漬物です。その独特の食感と味わいは大人から子供まで好きな人が多いカレーのお供として、一緒に添えられたりしております。

しかし、「福神漬け」という名前なのか?誰がどうして作ったのか?という「福神漬け」に関する歴史や由来についてはあまり知らない方もいると思われます。今回は「福神漬け」の由来と、家でも作れる「福神漬け」の作り方についてご紹介いたします。

1.そもそも福神漬けの由来は?

福神漬け」はラッチョウと並んでカレーライスには必須であり、「福神漬け」が無いとカレーライスの魅力が半減すると思う人もいるほどです。ところで、なぜ「福神漬け」は「福神漬け」という名前なのか気になったことは無いでしょうか?文字からすると「福の神が漬けた」というようなイメージがあるかもしれませんが、「福神漬け」にそれっぽい感じはいたしません。また、「福神漬け」がどうして誕生したのかについては諸説あり、一番有名な説としては明治時代の「山田屋(現在の酒悦)」が作ったと言う話が有名です。

1-1.「山田屋」で誕生した説

福神漬け」は明治時代の初めに漬物店「山田屋」で誕生したと言う説が有名です。東京の上野にある漬物店「山田屋」の第15代目店主「野田清右衛門」が作ったとされており、7種類の野菜を使用した漬物を売り出した所、とても評判となって日本中にこの漬物の名前が知れ渡るようになりました。

そして、「福神漬け」の名付け親は作家の「梅亭金鵞(ばいてい きんが)」とされており、「福神漬け」が7種類の野菜を使用している事、そして不忍池(しのばずのいけ)の近くに店があったことから、七福神にあやかって「福神漬け」と命名されたというエピソードがあります。現在でも「酒悦」では「福神漬け」を元祖福神漬けとして販売しており、ネットなどでもお買い求めできるようになっています。

1-2.不忍池の近くに店があったことが七福神と何の関係があるのか?

ご存知の方もいるかもしれませんが、東京都台東区にある上野恩賜公園(うえのおんしこうえん)は春になると満開になる桜と天然の池である「不忍池」で有名な公園です。この不忍池では中心に「弁天堂」が建っており、七福神の一人である女性の「弁才天(弁財天)」を祀っており、山田屋はこの不忍池の近くにあったため、梅亭金鵞は祀られている弁才天と7種類の野菜を使っていることで七福神を思って「福神漬け」と名付けたのだとされております。なお、「野田清右衛門」は日本中に広まるようにと、あえて「福神漬け」を商標登録しなかったとされています。

1-3.なぜカレーに福神漬けが添えられるようになったのか?

福神漬け」が食卓に上がる機会はカレーライスと一緒である事がほとんどであり、まさに黄金コンビとも呼べるほどです。「なぜ、カレーには福神漬けなのか?」というのについては諸説あり、一番の有名な説が「大正時代に日本郵船の料理人が添えた」という説です。

日本郵船の料理人が一等客室のお客様に出すカレーにはインドの野菜や果物を香辛料や砂糖で味付けした「チャツネ」という漬物が添えられておりました。ところが、ある時このチャツネを切らしてしまい、ピクルスを添えたのですがその酸っぱさが日本人の口に合わなかったため、これを「福神漬け」に変えたらとても評判だったのです。しかも一等客室のお客様でなければカレーに「福神漬け」が添えられなかったので、「カレーに福神漬けは高級」というイメージが強く根付いたとされています。

2.福神漬けを家でも作ってみよう

一般的な「福神漬け」の購入先と言えばスーパーの漬物売り場である事が多いでしょう。しかし、うっかり買い忘れていたり、切らしていた場合、せっかくカレーライスを作ったのに「福神漬け」が無いせいで台無しな気分になったり、家族で不満が出る可能性も

あります。しかし、「福神漬け」は一部の野菜と調味料さえあれば実は簡単に作ることが出来るのです。

2-1.自家製「福神漬け」にオススメな野菜

福神漬けに良く使われている野菜と材料は以下のような物があります。

・大根
これさえあればとりあえず「福神漬け」を作ることは可能です。

・塩
塩漬けが必要な事が多いので必須。

・醤油・みりん・酢・砂糖
調味液に必要です。中でも砂糖は好みに応じて調整してください。

他には、以下のような野菜もオススメです。

・キュウリ
・ニンジン
・ナス
・レンコン

もし、「福神漬け」が無かった時は家で作ってみるのも良いかもしれません。何度も作って見ればおいしいオリジナルの「福神漬け」のレシピを生み出す事もできるでしょう。

2-2.福神漬けをカレー以外に活かす

福神漬け」はカレーライスを作った時以外ではあまり使う事が無いため、余らせてしまう事が多いと思います。そこで他の料理にも「福神漬け」を活かしてみるのも良いかもしれません。基本的に「福神漬け」も漬物なので、普通の白ご飯と一緒に食べても良いですし、チャーハンに添えたりするのもオススメです。また、細かく刻んで薬味代わりに使用したり、鶏肉を焼いた時の添え物としても合うでしょう。もし、「福神漬け」が余った時は様々な料理に添えてみると案外合うかもしれません。

まとめ

カレーライスの最高のお供として「福神漬け」は、そのパリパリとした食感と酸味の利いた味わいで、カレーライスの食休めとしては最高であり、これからもその相棒の地位を揺るがすことは無いでしょう。

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