初夏はみずみずしい新ショウガが出回る季節

健康

ショウガは漢方薬に使用されることもあるほど体に良い食材でもあります。冷え予防の効果や血流促進の効果も得られることから体を温めることができる食材として冬に注目されることも多いものです。 しかし新ショウガの出回る夏はショウガを最もおいしく食べられる季節です。ショウガを利用した食べ物・飲み物のバリエーションを増やし、夏においしくショウガを食べましょう。

1.生姜の種類を知って美味しい食べ方を

ショウガと一言で言っても、どんなショウガの種類があるのかを知っている人は少ないものです。ですから今が旬だというショウガを最もおいしく食べる方法を知るためにも、ショウガの種類というのを調べてみましょう。

1-1.ショウガの種類は主に3種類

ショウガには主に葉ショウガ、新ショウガ、根ショウガがあります。葉ショウガや新ショウガはとても柔らかく、煮物料理などにそのまま利用されていたり、甘い酢につけて酢付けとして食べられているようなことも多いものです。

ちょっと酸っぱいものが食べたい時、おやつ代わりに食べることもできるので甘酢につけた新ショウガは女性に人気のものでもあります。そして根ショウガも料理に使われるものですが、固く筋があるものも多いので、そのまま食べるようなことはせず、スライスして料理の味付けに使用したり、すりおろして薬味にしたり、魚料理に入れて魚の生臭さを取る役目に使用したりすることもあるものです。

同じショウガでも使う目的や食べる方法が異なるので、適した利用の仕方を知ることでショウガそれぞれにあった利用をすることができるでしょう。

1-2.新ショウガの良い点

新ショウガの良い点は、柔らかく、形を変えることなくそのまま食べられるということです。表面の皮が柔らかい新ショウガは下ごしらえが簡単なので、面倒な料理が嫌いだという人にも良いでしょう。根ショウガと違い筋もなく、そのまま食べるのが一般的で、新ショウガが出回る初夏を狙って新鮮なものを手に入れるようにもしましょう。

根ショウガは季節問わず近所のスーパーでも見かけることが多いですが、流通が少ない葉ショウガや新ショウガはそのままの状態でお店に並んでいることも少ないので、すでに加工されているもので楽しむことも多いです。自分で酢付けにしたり料理の添え物などに使いたい時は旬の野菜を多く扱うお店を探すようにもしましょう。

2.新ショウガの良さを活かした食べ方を

新ショウガはせっかくの素材の良さを活かすためにも余分な下ごしらえはしないようにもしましょう。

一般的に料理にショウガを使用する時はスーパーで手軽に買える根ショウガを使う人のほうが多いので、新ショウガも根ショウガを扱う時と同じように包丁で皮を厚めに剥いたりするようなことも多いものですが、新ショウガは包丁ではなくスプーンで皮を落とすようにすると無駄なく使えて良いものです。繊維に沿ってスライスすると食感がよくなるので、スライスして甘酢などにつける場合は、切り方にも注意してみましょう。細かい配慮をすることで新鮮なみずみずしい食感を楽しむこともできるものです。

2-1.新ショウガを美味しく食べるなら甘酢漬けで

新ショウガを美味しく食べるなら甘酢漬けで食べるのが最適です。甘酢付けはとてもサッパリしているので、口の中がべたつきやすい夏にもサッパリと食べることができ、酢の疲労回復効果もあり、夏風邪予防の効果も得ることができるでしょう。

甘酢付けも上手に作ることが大事です。ですから上手に作れるレシピというのを探してみましょう。

2-2.薄くスライスして食べやすく

甘酢付けを作る時は、普通の料理をする時と同じような定番の道具があれば大丈夫です。まな板、包丁、鍋、菜箸などが必要ですが、特別なものは必要ありません。作る量にもよりますが、少量であればお味噌汁を作る時の小型の鍋で良いでしょう。そして、材料は酢、砂糖、塩といった、これも普段の料理で使うもので十分です。酢、砂糖、塩といった甘酢の材料を全て鍋に入れ、火にかけ、砂糖と塩が溶けたら火を消して冷ますようにしましょう。

新ショウガは薄くスライスしますが、このときに1.5センチくらいの厚みにすると良いです。また、先端の部分の赤いところを残すと甘酢が美しいピンク色になります。調味料等の色ではなく、こうした自然の色を活かした美しい仕上がりになるのも食欲をそそるでしょう。そして冷やした後は塩をまぶして5分ほど放置しましょう。放置した後に水洗いし、大目のお湯でまた2分ほど茹でるようにすると美味しく仕上がります。

甘酢の辛さは自分の好みに調整して作ることもできるので、自分の下で辛さを確かめながら作ってみましょう。そして茹でた後冷まし、冷ました後はしっかりと絞り、最後の仕上げにまた酢を大さじ2程度かけるようにもしましょう。

作って2,3時間後には美味しく食べられますが、数日味をなじませるとさらに美味しくなります。冷蔵庫で保存することもできますが、保存する時は消毒した容器に入れて、1年くらいをめどに食べきるようにしましょう。

さいごに

ショウガというのは身体を丈夫にする健康維持の食材としても知られますが、そのまま食べるということがなく、いつも煮物に入っているスライスのショウガの風味を楽しむだけだという人も少なくありません。ですが初夏にでまわる新鮮な新ショウガはショウガの柔らかい食感と味を楽しむことができます。

初夏は紫外線の強い季節でもあるので、丈夫な肌と健康維持のためにも新ショウガの甘酢付けを楽しんでみても良いです。加工されたものではなく自分で作ることによって新鮮なショウガの味も楽しむことができるものです。美味しく作れるレシピを参考に、新ショウガの甘酢付けにチャレンジしてみても良いでしょう。加工品との味の違いも知ることによってショウガの魅力を知ることもできるでしょう。

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